緊急のお知らせSARS対策

新型肺炎(SARS=重症急性呼吸器症候群)の流行が、アジアを中心に続いており、いまだに感染が広がっています。
SARSの特徴を知って、その予防やまん延防止に協力しましょう。
SARSの特徴
@SARSが流行している地域から帰国後10日以内に発症する。
A38度以上の急激な発熱がある。
B発熱に加え、゜せきまたは呼吸困難感などの症状がある。
@〜Bのすべてに該当する方は、SARSの疑いがあります。
海外から帰って症状が出たり不安がある方は、あわてて動かずに公共機関のSARS相談窓口へ連絡し、受診の指示を受けてください。
行動の指示と、適切な医療機関を手配します。
流行地域とは
WHOが公表するSARSの「最近の地域内伝播」が疑われる地域のことで、5月20日現在、中国(北京、広東、河北、香港特別行政区、湖北、内蒙古自治区、吉林、江蘇、山西、陜西、天津、台湾台北)、シンガポール、カナダ(トロント)が指定されています。    WHOは、新型肺炎SARSの制圧を7/5日宣言しました。
冬場の再発はまだなお警戒中
帰国後10日を過ぎて、何の症状も出なければ感染の心配はなく、発熱、せき、などの症状がない人から感染する可能性は、極めて低いと考えられています。
正しい知識と、みんなの積極的な心掛けでSARSを防ぎましょう。

SARSに関する最新情報は、厚生労働省HPからも入手できます。
http://www.mhlw.go.jp

予防策としての常識
○流行地域への観光など、不要不急の渡航は延期しましょう。
○やむを得ず渡航する方は、
 1、人ごみは避けるようにしましょう。
 2、手洗いやうがいを忘れずに。
 3、マスクを着用しましょう。
○流行地域から帰った方は
 1、帰国後10日間はなるべく外出を控えましょう。
 2、やむを得ず外出する場合はマスクを着用しましょう。

SARSデーターベース

T、SARSはSevere Acute Respiratory Syndromeの略で、
日本では「重症急性呼吸器症候群(新型肺炎)」と呼ばれ、中国広東省に端を発し、香港、北京など中国の他の地域にも拡大し、世界中のいくつかの国で大きな問題となっている、新しく発見された感染症です。
U、SARSの症状として疑われるのは、
1、中国や台湾などのSARSが流行している地域から帰国後、10日以内に、
2、38度以上の急激な発熱
3、せきまたは呼吸困難感等の症状
以上のすべてに該当する場合です。
V、SARSの感染経路
SARSコロナウイルスは、SARSにかかっている人から周囲の人へ感染すると考えられています。
主には、SARS患者がせきやくしゃみをした時のしぶきを介して感染します。
感染の危険性が高いと考えられるのは、患者の2m以内での比較的長い時間の会話や、SARS患者の看護、介護、同居、またはその体液や気道分泌物に直接触れるなどの濃厚な接触です。
W、流行でのSARS予防法
現在のところSARSについての有効的な治療法やワクチンはありません。
最も良い方法は流行地域への渡航を避けることです。
やむを得ず流行地域に渡航する場合、次のような方法で感染のリスクを少なくできます。
1、手洗い、うがいを頻繁に行う。
2、マスクを着用する(飛沫の吸入を防ぐ)。
3、人ごみを避ける。

X、中国や台湾などSARS流行地域から帰国した場合
SARSの潜伏期間はおおむね3〜7日です。
帰国後10日間は経過観察をして、その間に発熱などの症状がなければ、SARSに感染していないと判断できます。
経過観察としては、毎朝検温を行います。 もし、期間中、38度以上の発熱とせきなどの症状が出たときは、必ず最寄の県健康福祉センターまたは市保健所に電話で相談の上、指示に従ってください。
なお現時点で、発病前(潜伏期間中)に、感染を広める可能性は極めて低いと考えられていますが、帰国後10日間は人に会うのは最小限にし、やむを得ず外出する際はマスクの着用をお願いします。
Y、SARS患者がいた場所に行ったり、同じホテルに泊まった場合患者とのVのような濃厚な接触がない限り、同じ場所に行ったり、同じホテルに泊まっても感染の危険性は極めて小さいと考えられています。
各県では皆さんに安心してご利用いただけるよう、県内旅館業者に対し、従業員の健康管理や施設の衛生管理、万一の患者発生時の対応について徹底しています。

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